わんわんわん!

 

 

僕は犬が怖い。

 

 

幼い頃に2度も大型犬と死闘を繰り広げたことがあり、今でもすれちがう際には 犬の鼻と僕の首の同線上に必ず肩が入るようにしている。

 

 

バキの構えみたいなイメージだ。

 

 

首元を『イカレ』ちまわないようにするための対策である。

 

 

1度目は幼稚園のころ 親に連れられて行ったI君の家で、飼っているゴールデンレトリバーに轢かれた。

 

 

まぁ犬にしたらテンションが上がってのことだったのだろうが堪ったものではない。

 

 

かつて軽量級だった僕は38メートルはフッ飛んでいた。

 

 

当然のごとく失いゆく意識の中で、誰かが『World_Record!』と叫んでいたのが懐かしい。

 

 

間違いなくあのゴールデン犬野郎だった。

 

 

『犬_子供』でyoutubeに検索をかけてトップページに上がってくる動画のような、アットホームでハートウォーミングな光景とは程遠い。凄惨な光景だ。

 

 

アイツ「くらえ」って言ってたような……気が……?

 

 

2度目は小学生。

 

 

こっちに関してはかなり鮮明に覚えている。

 

 

シブガキ(仮称)の家に遊びに行った時のことである。

 

 

大型犬にも関わらず小型犬のように放し飼いにされていたグレート(仮称)

 

 

犬種は不明だが、狼みてーな顔の雪国でソリをひいているような奴だ。

 

 

全長9メートル。体重80トンはあった。

 

 

体感よ?

 

 

ともかくだ。

 

 

玄関を開けて「シブガキー! あそぼー!」と叫ぼうとした瞬間である。

 

 

僕:「シブg  」

 

 

グレートが登場し、ばっちりと眼が合う。

 

 

すぐさま身体が硬直し、記憶がフラッシュバック。

 

 

 

 

  逃げるのだ『僕』よ

 

 

脳どころではなく、全身が告げる。

 

 

ほぼ瞬間的に背を向けて駆け出していた。

 

 

この行為が正しいかどうかなんて分からなかったが、逃げねば喰われる確信があったのだ。

 

 

そして距離にして200メートルほど先にあった公民館に逃げ込もうとうしたら駐車場でこけて、気づいたら婆ちゃんの家にいた。

 

 

これが2度目である。

 

 

…… 今思うと、犬を相手に200メートルの距離を走って捕まらなかったのは奇跡だな

 

 

…… あ。 そういえば飛んでた気がする。

 

 

セルゲームに向かう悟空みてーに。

 

 

意外に思うかもしれないが僕の血筋にサイヤ人はいない。

 

 

卓越した格闘センスを持つビーデルさんでさえ、悟飯の師事の下時間をかけて習得した舞空術を『僕』如きがぶっつけで出来んのか?

 

 

そう思うのも、まぁ当然だ。

 

 

だが、考えて欲しい。 相手はトンプソン機関銃を持って4ターンごとに状態異常付与をかけてくる上、SNSに『芝の上でヨガをしている自分』の写真をあげてくる程に危険な犬野郎だ。

 

 

足で逃げるようじゃ、石化させられて撃ち砕かれた僕をバックに三日月のポーズをかましてくる可能性が高い。

 

 

きっと当時の僕も考えるまでもなく感じたのだろう。

 

 

それが奇跡を呼んだのだ。

 

 

ふわりと浮いてビューンよ。

 

 

セルゲームに向かう悟空みてーにな(お気に入り)

 

 

 

 

ネコも怖い。

 

 

クソデブ(仮称)の家で追いかけられたのだ。

 

 

走って逃げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

追いつかれたけど ノンケだったので無事でした。

 

 

 

 


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