僕は食通じゃない。

まぁ、舌の経験値が乏しいというのが大きな一因でしょうが……

テレビでお決まりのように

「やわらかーい」と称されるブランド牛を喰えば 「脂って感じだね」

マツタケ様を喰えば 「きのーこ」 と感想を言う、

実に喰わせがいのない男だ。

だが、美味いのハードルが低いのもあり、それなりに美味いのなら 「ごちそうさま、美味しかったよ」 とリップサービスを忘れない見上げたデブでもある。

しかも、このデブはご飯に髪の毛が混入していようと、 こんなこともあるよね……

と多少気落ちしつつも黙って喰うような愛い奴なのだ。

そんな僕にも耐えきれないものがある。

『つゆだく』 の存在だ。

そう、丼料理におけるカスタムオプション。

なんだあれは!?

白飯と具のバランスを著しく犯す背信行為だろ!

丼は具の味わいを白飯と愉しむものじゃないのか!?

白飯を『具味』にするんじゃねぇ!!

いいか? 僕は怒っているぞ(白目)

みんなどうなの……

某牛丼屋さんに僕はよく行くんだけど、そこで食べる牛丼はもれなく『つゆだく』状態。

やめて!

白飯を濡らさないで!

この牛丼野郎!!

と僕は毎度、声ならぬ声をあげている。

僕は※『白飯原理主義者』なのだが、同時に気の小さな小市民でもあるので 「つゆぬきで」 の五文字が言えないのだ。

手間かけちゃ悪いよな、とか考えちゃってね。

泣きながら牛丼を喰らいつつ、周りを見てもみんな気にする様子もなく供される牛丼を黙ってぱくついている。

みんな何も感じていないのか……

白飯べちゃべちゃ状態を受け入れているのか……

なんなんだこの世界は!?

愕然とし肩を落とす。

 

この世はつゆだく派が席巻しているのか…… 実際どうなんですか!?

 

 

 

 

 

※白飯原理主義者:白飯への愛ゆえパン食や麺食を見下す過激派。最近では炒飯に対しても牽制の動向が見られる。 

 

 

 

 

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