グルメ番組における3大常套句がある。

 

「やわらかーい」 「ぷりぷり」 「ぱらぱら」

 

上記の3つでそれぞれに浮かんだ食べ物があるだろう。

 

肉、エビ、チャーハンの3つである。

 

まあ、グルメリポーターの仕事が『わかりやすく宣伝する』ことだと考えれば 妙にこった言い回しをあえて選ぶのも違うだろう。

 

それに今回、僕がいちゃもんをつけたいのはボキャブラリーや語彙の貧弱さなどではない。

 

「ぱらぱら」

 

美味いチャーハンの条件として語られる、『米たちのまとまり具合』のことだ。

 

僕は言いたい。

 

「え? それって関係あるかい?」

 

僕はおぎゃー、と産まれてからあっちゃこっちゃでチャーハンを喰ってきたが、 未だに母ちゃんの作るチャーハンが一番美味いと思っている。

 

「ぱらぱら」だろうが「本格チャーシュー」が入っていようが関係なしだ。

 

確かに美味いが、家で喰うチャーハンに勝る点があると思えない。

 

なにも我が家のチャーハンには特別なところなど一つとしてない。

 

一口がうん百円になるような高級食材など入っていないし、クラックコカインも入っていない。

 

たまに米どおしが固まって団子みてーになっている、ふっつーのもっさり家庭チャーハンである。

 

いい歳して母ちゃんの作る料理が一番ウメーや! というのも気恥しくあるのだが

 

しかたないって!

 

事実なんだもの!

 

そもそも誰が言い出したんだ、チャーハンがぱらぱらで美味いだなんて世迷言……

 

僕だってなにも、食事において舌触りや喉越しが無意味なものだとは言わない。

 

しかし、さんざチャーハンを喰ってきたが「ぱらぱら」であることが美味さに繋がっているとは 到底思えねぇのだ。

 

誰かが広めた チャーハン=ぱらぱら この図式が浸透しすぎて、それが美味しさだと錯覚しているんじゃないのか?

 

高級品や希少品を食べた際に流れる『美味しい』と言わなきゃ 『味の分かってない奴』と見なされるようなあの妙な空気感と一緒じゃないのか?

 

みんな店名の読み方も分からないような高級中華屋より 『もっさり母ちゃんチャーハン』の方が好きだろう?

どうなのよ(泣)?

 

 

 

 

 

 

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