無敵、チート、世界最強、伝説の~

  

まぁ、よくある『なろう系』タイトルに並ぶ形容詞だ。

 

そのどれもが強さを表現する言葉であり、それが作品における主人公のカッコよさなのだろう。

 

中高生において喧嘩の強さはステータスでカッコよさなのは分かる。

 

不良に憧れる一因だろう。

 

僕も学生時代には悪ぶってみようとしたこともあるほどのアウトローである。

 

だが、大人になってカッコよさというものを改めて考えると、喧嘩の強さを誇るのはどうにもガキ臭いし、お寒い感じがする。

 

色白で髪を染めて「レディースを着ることもあるんですよ」とか抜かす、顔面に命をかけた輩も何かがズレている。

 

もっと幼い頃を思い出そう。

 

僕らが1番最初に憧れたカッコよさの象徴はどんな存在だったか……、

 

そう『アンパンマン』である。

 

かのヒーローが愛され続け、親がこぞって子供に見せるのは何故か?

 

簡単だ。

 

アンパンマンの大きなテーマにあるのは優しさだからだ。

 

戦後、アメリカはスーパーマンというヒーローを産み出した。

 

彼は超人的な能力で悪人を叩きのめす。

 

これに憧れるのは分かる。

 

ま、僕ならピチピチ青タイツは絶対に着ないけど……

 

けれど、彼は飢えに苦しむ人を救いはしない。

 

暴力のある所に現れて、これまた暴力によって解決する。

 

見方によっては正義などではないし、この『ヒーロー像』を戦争賛美と揶揄する人がいるのもわかる。

 

けれどアンパンマンは違う。

 

日頃、パトロールをし困っている人を探し助ける。

 

時には飢えたカバ人間に自分の顔を差し出す献身性。

 

それを分かりやすく伝えてくれるのがアンパンマンなのだ。

 

力で何かを降すより、泣いている人間を慰めてあげられる者がヒーロー。

 

僕達が夢中になった『カッコよさ』だったはずだ。

 

歳をとるにつれて徐々に変わっていってしまった……。

 

綺麗事や、顔面偏差値の低い人間の戯言と揶揄する心ない言葉もあるだろう。

 

でも僕は『そうあって欲しい』と思う。

 

だから僕は

 

レジ前で割りこんできたババアにも

 

こう言うのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぶちのめすぞ!

 

 

 

この一時はカッコ悪くていいです……

 

 

 

 

 

人気ブログランキング